こんにちは。4匹の愛犬+わんぱく娘の育児に追われるひまわりお(@himawario3)です!
”愛犬を里親に出す”ということ
今までの私には全く理解できませんでした。
当然ですよね。命を捨てるなんて・・・
しかしながら、今は
”仕方のない理由もあるのかもしれない”
と考えが変わりました。
何故なら我が家も愛犬を里親に出す決意をしたから。
批判の声が多くあがりそうだったので、今回の事を記事にするか迷ったのですが、この事を忘れないためにも残しておくことにしました。
煎茶ちゃんが我が家に来た理由
煎茶ちゃんは元々父が経営する貸別荘の看板犬でした。
しかし一昨年の9月に父が他界し、貸別荘も閉鎖をすることに・・・
我が家で完全に引き取ってあげたい気持ちは当然ありましたが、既に3匹のチワワちゃんがいたので、難しいだろうと。
そこで、
”とりあえず里親が見つかるまで”
という条件で我が家に連れてくることになったのです。
思った以上に大変だった共同生活
とはいえ、元々犬が大好きな我が家は煎茶ちゃんにも情が移り、このまま一緒に暮らそうかなと考えはじめていました。
しかしね・・・
いろいろと問題が。
トイレ問題
父が経営していた別荘は敷地が3000坪、建物が150坪と広く、ほとんど放し飼いでした。
別荘内はお客さんへの衛生上入れることが出来ず、敷地内に20畳ほどの小屋を建てて、自由に出入りできるように。
そのため、トイレは好きな時に外に出て済ませていたようで、トイレシーツですることが出来ない。
さすがに都会で暮らす我が家に放し飼いの選択肢はないので、1日3回のお散歩が必須でした。
雨の日も雪の日も・・・
おトイレを我慢しているかと思うと、時間を空けられないので夜中に行ったり、早朝に行ったりすることもありました。
これがまだ小さい娘を持つ私には物凄く大変で・・・
同居している母が頑張ってくれていたのですが、働いているので私も母も正直参っていた部分があります。
先住犬との問題
煎茶ちゃんが我が家に来た時には既にチワワ3匹が暮らしていたのですが、その子達との共同生活にも問題がありました。
元々暮らしていた別荘はとっても田舎で野生の動物が多く、煎茶ちゃんは番犬としての役割もしていたのです。
時には猪を追い払うこともあったそう。
なので、人間にはとっても人懐こくて良い子なのですが、動物には襲い掛かることもしばしば・・・
身体の大きさが3倍も違うチワワ達と触れ合わせるのは危険だと思い、1階と2階でバラバラに生活させていました。
そのため、愛情が偏ってしまっている気がしていたのも事実です。
母の体調不良
私の母はとっても元気に見えますが、実は癌を患っているのです。
そのため、煎茶ちゃんよりも先に旅立ってしまう可能性も0ではない。
そんなことは想像できないくらい私よりも元気もりもりですがw
今は煎茶ちゃんの散歩や保険代、ご飯代のほとんどを母が管理してくれていますが、もし母がいなくなってしまったら・・・
きっと私は物凄く大変な状況になるでしょう。
煎茶ちゃんも当時7歳だったので、もしかしたら介護の時期かもしれない。
実際にそうなってから誰かに頼みたいと思っても無理だろうとは常々不安にはなっていました。
里親の条件
煎茶ちゃんを家に連れてきたばかりの頃は里親に出す前提だったので掲示板に載せていました。
今までも何度かメッセージが来たこともあったのですが、条件が合わずお断り・・・
しかし、この時ばかりは今までになく幸せになれそうな条件で、その方とやり取りをするようになったのです。
私が提示していた条件は
✔室内飼い出来る方
✔都内に住んでいる方
✔自宅への訪問が可能な方
✔1日数回散歩へ行ける方
✔老犬になっても最後まで可愛がってくれる方
でした。
当然な事ばかりかもしれないけど、まあ色々と提示していたわけですよw
しかし、今回はこの条件を全てクリア!
それに加えて今まで柴犬を2頭飼っていて最後まで面倒を見ていたらしいのです。
私なんかよりも大ベテランじゃん。
”この人なら我が家にいるよりも煎茶ちゃんを可愛がってくれるかもしれない”
と直感的に思いました。
何度か面会を繰り返し決意
まずは実際に会うことにしました。
するととっても優しそうな真面目な方。
他にも
✔父・母・子供3人・祖母の6人暮らしで賑やかな事
✔我が家から車で30分程の場所に住んでおり、いつでも見に来てくれて良いとのこと
✔飲食店を経営していて、経済的にも余裕があること
などが分かり、
”この人にお願いしてみよう”
と決意したのです。
引き渡す前に煎茶ちゃんとも会ってもらい、一応相性を確認しましたが、
もしかしたら私よりも懐いているのではないか?というくらいの喜びようw
少しショックでしたが安心して引き取ってもらうことになりました。
引き渡し当日
いつもと違う様子に少し不安そうでしたが、新しい家族の子供たちの声がすると
と首をかしげていました。
娘も何かを察知したようで煎茶ちゃんを家の中に戻そうとしています。
娘さん煎茶ちゃんが一番好きだったもんね。
この後は無事に新しい飼い主さんの車に乗り込み、お別れをしました。
当然ながら我が家はみんなウルウル(/_;)
煎茶ちゃんは不思議そうな顔をしていましたが、子供たちに可愛がられながら大人しく車に乗っていたようです。
今私が思うこと
里親に出して暫くは娘がいつも煎茶が居た場所を

らんらんー!(煎茶の事)
と探すので心が痛んでいましたが、煎茶ちゃんも元気に暮らしていることを知り、安心しました。
”里親に出した方が幸せだろう”
というのは私達の考えで本当のところは愛犬本人にしか分からないことではあります。
だってどんなに条件が良くても私達だって本当の親の元で暮らしたいですもんね。
しかし、きっと幸せになれるだろうと願うしかないので、現在はその分残った愛犬達に愛情を注いでいこうと思っています。
おわりに
賛否両論ありそうですが、今回の事は本当に大きな決断でした。
元々里親に出す予定で引き取ったとはいえ、もちろん心が痛みます。
もしこれが先住犬もいなくてペット不可のマンションに住んでいたらきっぱりと諦めがついていたのでしょうね。
しかし今は後悔した方が煎茶ちゃんにとって申し訳ないと思うので、幸せになることだけを祈って過ごそうと思います。

以上、ひまわりおでした!
最後まで読んでくださりありがとうございます。
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